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蚊は歩くか?

Q 止まっているところと飛んでいるところしか見たことがありませんが「人間が周りに居ないときにはきっと歩くのだろう」「いやいや蚊は歩かないよ」職場で皆すっきりしないのです. どうか教えて下さい.

 

A もちろん蚊も歩くことができます. 人間に近寄ってくるのは、メスが産卵のための栄 養を得るために血を吸う時だけです. ぐずぐずしていると蚊もたたかれてしまいますか ら、血管を狙うために蚊にはいろいろな機能が備わっています. 蚊の体にはさまざまなセ ンサーがあり、あごひげにあるセンサーで人の息に含まれる二酸化炭素を察知したり、体 温を感知したりして近づいてきます. あるいは血管の中の血の流れる音(超音波)を察知 してどこに止まって針を刺せばよいかも探っています. そのため、人の体の上でうろうろ するようなことはありません. 狙った場所にほんの数秒止まって見事に血を吸うのです. 普段は樹液や花の蜜を吸っていますので、敵が襲ってこないような状況であれば歩く時もあります.
(蚊の研究室:池庄司敏明 コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

蚊の「プーン」という音は何の音?

Q 蚊の『ぷぅーん』っていう嫌な音はなんなんですか??羽と羽がこすり合わされて発生する音??そうじゃなかったら、あの音無しに人間にちかづけることってあるんですか?

 

A 蚊は1秒間に800?1000回もの羽ばたきをするので、その羽音があのブーンという高音になって聞こえます. 蚊の体にはさまざまなセンサーがあり、あごひげにあるセンサーで人の息に含まれる二酸化炭素を察知したり、体温を感知したりして近づいてきます. これらを察知して耳元へ飛んできた時にあのブーンという音が大きく聞こえるのです.
(蚊の研究室:池庄司敏明 コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

蚊が1回に吸う血の量は?

Q 蚊は一回にどのくらいの量の血を吸うのですか?教えて下さい. よろしくお願いします.

 

A 蚊の口器は平均すると約2ミリほどの長さで、人間の皮膚にはその半分から3分の2、つまり1~1.5ミリを挿入していることになります. 口器は4本のさぐり針(ナイフのような一対の大顎、ノコギリのような一対の小顎)、1本の細い管(血液を固まりにくくする液を注入する管・咽頭)、1本の太い管(血液を吸い上げる管・上唇)、この6本をしまうサヤ(下唇)の7つからできていて、刺すというよりも薄いノコギリで少しずつ切り裂いていくような方法で皮膚に入り込みます. 血を吸うのは産卵のための栄養分を補給する時のメスだけです. 蚊はだいたい2mgぐらいを血を吸うと満腹になります. しかし普通は人間が動いたり、叩いたりして一度に目一杯吸うことができません. そのため、何回も吸っては逃げ、吸っては逃げてを繰り返し、1mgぐらい吸ったところであきらめます. ですから1mgになるまでは1匹が4~5回は吸っているといわれています. これだけ吸うと産卵に向かい、また4日ほどすると再び血を吸うようになります. (蚊の研究室:池庄司敏明)

 

 

蚊は何ミリ刺す?一晩に何回刺す?

Q 蚊が血を吸う時には、皮膚の何ミリ位刺すのでしょうか? 一匹のメ蚊が一晩に刺す回数は何回でしょうか?

 

A 蚊の口器は平均すると約2ミリほどの長さで、人間の皮膚にはその半分から3分の2、つまり1~1.5ミリを挿入していることになります. 口器は4本のさぐり針(ナイフのような一対の大顎、ノコギリのような一対の小顎)、1本の細い管(血液を固まりにくくする液を注入する管・咽頭)、1本の太い管(血液を吸い上げる管・上唇)、この6本をしまうサヤ(下唇)の7つからできていて、刺すというよりも薄いノコギリで少しずつ切り裂いていくような方法で皮膚に入り込みます. 血を吸うのは産卵のための栄養分を補給する時のメスだけです. 蚊はだいたい2mgぐらいを血を吸うと満腹になります. しかし普通は人間が動いたり、叩いたりして一度に目一杯吸うことができません. そのため、何回も吸っては逃げ、吸っては逃げてを繰り返し、1mgぐらい吸ったところであきらめます. ですから1mgになるまでは1匹が4~5回は吸っているといわれています. これだけ吸うと産卵に向かい、また4日ほどすると再び血を吸うようになります.
(蚊の研究室:池庄司敏明)

 

 

蚊はなぜ吸血するのか?

Q 学校の化学の時間に調べなくてはいけないんですが、蚊はなぜ血を吸うのでしょうか?そしてなぜ人がいるところがわかるのでしょうか. 教えてください

 

A 蚊が人の血を吸うのはメスが卵を産むために栄養をとる時だけです. 普段は樹液や花の蜜を吸っています. 蚊の体にはさまざまなセンサーがあり、あごひげにあるセンサーで人の息に含まれる二酸化炭素を察知したり、体温を感知したりして近づいてきます.
(蚊の研究室:池庄司敏明)

 

 

蚊が吸った血は黒くなるの?

Q 血を吸った直後の蚊が凍死して凍結状態で長期間保存された場合、吸われた血は赤いままか、それとも凍結下で黒く変色するのか?どうなると思われますか?

 

A 実は、とても小さな蚊にとって人の血液は意外にねばねばしたものであり、吸うためには強力な力が必要になります. 蚊の針は穴をあけるのでなく、薄いノコギリで細いすき間をあけるだけなので、傷口はすぐにふさがりほとんど跡を残しません. こうして皮膚に入り込み、唾液を注入して、麻酔を行います. これが体内に入ると一種のアレルギーを起こしてかゆみの原因になります. 同時に血を固まりにくくする液を入れます. そして上唇(ポンプの役割をする管)で血を吸うのです. ですから、蚊はこの血を固まりにくくする液をもっているので、血を体内に入れても固まらずにすむというわけです. 出血した血液は通常、その中に含まれる血小板が空気に触れるとかさぶたとなって凝固します. 冷凍保存された蚊の体内の血液の色について実験結果があるかどうかは定かではありませんが、吸った血が空気に触れていなければ、意外に変色は少ないかも知れません.
(コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

蚊は満腹中枢がないの?

Q 蚊についての質問ですが、本当かどうか定かではないのですが、蚊には満腹中枢がなく、可能であれば自分のお腹が破裂するまで血を吸いつづけることもあるという話を聞きましたが. これは果たして本当のことなのでしょうか.

 

A 蚊が血を吸うのは、メスが産卵のために栄養分を得る時だけです. オスや産卵期以外のメスは樹液や蜜を吸っています. 満腹中枢の有無はともかく、自分の体重を支えきれないほどの量を吸うことはありません. 産卵のために必要な栄養分は決まっており、それを超えるような量を吸うことはありません.
(蚊の研究室:池庄司敏明 コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

蚊が大発生するのは空梅雨のせい?

Q 今年はぼくの家の近所では蚊がすごく多くいます. その理由をお父さんやお母さんに 聞いてみると「今年は梅雨の時に雨が少なかったから、蚊の卵やボウフラが流されなかったからでしょう. 」と言います. 本当にそうなのですか?それくらいのことでこんなに蚊 が大発生するものなのでしょうか?教えてください.

 

A ヤブカの幼虫は少し湿っているだけでも生きていられるので、家の周りをきれいにしておくことが大切です. わずか1ccの水でも数匹が羽化できます. 竹やぶや木の切り株 の水でも十分です. ですから、雨のせいで卵やボウフラが流されるというのは実際にありえます. ヤブカの幼虫はよく台所の排水口の部分でも羽化します. これに対し、イエカはある程度 の量の水溜まりがないとボウフラが生きていけません. 大量に発生する場合は温度や環境 も大きな原因になります. 庭木がある場合は下草をよく刈って水溜まりをなくしておくことや、古い池などは魚を飼ってボウフラを食べさせるなどの工夫で減らすことができます.
(蚊の研究室:池庄司敏明 コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

蚊は雨の中でどうやって飛ぶ?

Q 蚊は羽根が二枚しかないから、飛翔能力がそれほど高くはないと聞きました. でも、 雨の日でも屋外では蚊に刺されます. 蚊は雨の中でどうやって飛んでいるのでしょうか.

 

A 蚊の後ろ翅は退化してはいますが、平均こんというジャイロの機能をもっており、この動きが飛行中のバランスを保つのに役立っていて、急旋回や後ろ飛びなど複雑な飛行を 可能にしています. 実はハエや蚊は飛ぶための翅は2枚ですが、最も高度な飛行技術をもっているのです.
(コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

蚊の名前の由来は?

Q 蚊の事でどうしても分からないことがあります. それは蚊の名前の由来です. 虫に文と書いて蚊と読みますがどうしてですか?教えてくださいお願いします.

 

A 漢字の「蚊」はその羽音の「ブン」ということからできた字と言われていますが、漢字の本家である中国では、「ウェン」と読みます. 「文」も同じく「ウェン」といいますが、「文」には「こまやかな」という意味もあるそうです.
(コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

茶色い蚊はいるの?

Q 私はアパート暮らしですが、しめきっているのに茶色い蚊が大発生しています. どこから入ったのかも、どうして増えたのかも、茶色い蚊がなんなのかも分かりません.

 

A 文面からだけでは、発生している虫が何なのかがはっきりしませんが、蚊だとすれば排水溝やキッチンの水周り、風呂場などから発生している可能性があります. ヤブカの幼虫は少し湿っているだけでも生きていられるので、家の周りをきれいにしておくことが大切です. わずか1ccの水でも数匹が羽化できます. 竹やぶや木の切り株の水でも十分です. ヤブカの幼虫はよく台所の排水口の部分でも羽化します. こうした所を再点検してみましょう. また、蚊ではありませんが、羽アリということも考えられます. いわゆるシロアリの仲間以外も羽アリがたくさん存在します. 一番早いのは4月のクロナガアリ、次は5月末のクロオオアリやムネアカオオアリ(平地の場合)、6月にはクロヤマアリ、7、8月にはトビイロケアリ、9月にはキイロシリアゲアリやシリアゲアリ類、最後は11月初旬のトゲアリと続きます. 初夏にはシロアリも褐色の羽アリを出しますが、前後の羽が等しい長さであること、羽を落としたアリは2匹ずつ列状に歩くので、そこで区別ができます.
(シロアリ研究室:松本忠夫 コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

綿毛の蚊はいるの?

Q 雨の前日もしくは雨上がりの日などに飛んでいる蚊のような虫で、おしりに綿毛のようなほわほわなものが付いた蚊がいるんです!! あたしは何度も見てるのですが、みんな(周りは)信じてくれません.

 

A みつけた虫はおそらく雪虫ではないかと思います. ちょっと蚊に似た翅をもっていますが、実は雪虫はアブラムシの仲間のうち、体に白腺物質を分泌する腺があって体全体が白い綿で包まれるようになる種類の総称で、トドノネオオワタムシやリンゴワタムシなどの虫が有名です. 秋の終わりにふわふわした白い綿のようなもの(翅ではなく体から出すロウのようなものでできている)をお尻にくっつけて飛びます. これは冬を越す準備をするため、別の種類の木に移るのです. 雪虫が飛ぶともうすぐ雪が降る合図、と北国で古くから言われています.
(コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

 

蚊の飛行高度

Q 私は7階に住んでいるのですが、蚊にさされます. エレベーターに乗って7階まで、上がってくると聞いたのですが、ほんとうでしょうか?

 

A 種類によっても違いますが、下水道などで発生するチカイエカの場合、通常、マンションの3階ぐらいまでが限界でしょう. 蚊は建物の壁面に沿って上がってきますが、上にいくにつれてだんだんと少なくなり、3階ぐらいまででほとんど見られなくなります. ただし、最近では屋上緑化などをして水周りがマンションの上にもあるケースも多く、この場合は下に降りてくることがあります. エレベーターのそばに水たまりや排水口などがあれば、蚊がまぎれこんでくることも考えられます.
(蚊の研究室:池庄司敏明)

 

Q 蚊は上空何メートルまでいますか?マンションの何階までいますか?

 

A 蚊は地上から上にあがるにつれて数が少なくなり、マンションなどでは3階ぐらいまでが限界です. しかし最近では、屋上緑化などで水周りがマンションの上にもあるケースも多く、この場合は下に降りてきます.エレベーターのそばに水たまりや排水口などがあれば、蚊がまぎれこんでくることも考えられます. 刺されない工夫ですが、これはやはり蚊の発生源を断つしか方法はありません. ヤブカの幼虫はよく台所の排水口の部分でも羽化しますので、ここに殺虫剤をまくと有効です. また、庭木がある場合は下草をよく刈って水溜まりをなくしておくことや、古い池などには魚を飼ってボウフラを食べさせるなどの工夫も必要です. ヤブカの幼虫は少し湿っているだけでも生きていられるので、家の周りをきれいにしておくことが大切です.
(蚊の研究室:池庄司敏明)

 

Q 蚊は25メートルしか飛べないと聞いたのですが、実際にはどのくらいの高さまで飛べるのでしょうか?建物の階数でいえば、何階くらいの高さになるのでしょうか?蚊の種類によっても、違うのでしょうか?

 

A 種類によっても違いますが、下水道などで発生するチカイエカの場合、通常、マンションの3階ぐらいまでが限界でしょう. 蚊は建物の壁面に沿って上がってきますが、上にいくにつれてだんだんと少なくなり、3階ぐらいまででほとんど見られなくなります. ただし、最近では屋上緑化などをして水周りがマンションの上にもあるケースも多く、この場合は下に降りてくることがあります.
(蚊の研究室:池庄司敏明)

 

Q 私は、10階建てのビルの10階に住んでいるのですが、蚊は、10階という高い場所にも来るのでしょうか. 網戸をする意味はあるのでしょうか. 教えてください.

 

A 種類によっても違いますが、下水道などで発生するチカイエカの場合、通常、マンションの3階ぐらいまでが限界でしょう. 蚊は建物の壁面に沿って上がってきますが、上にいくにつれてだんだんと少なくなり、3階ぐらいまででほとんど見られなくなります. ただし、最近では屋上緑化などをして水周りがマンションの上にもあるケースも多く、この場合は下に降りてくることがあります. エレベーターのそばに水たまりや排水口などがあれば、蚊がまぎれこんでくることも考えられます.
(蚊の研究室:池庄司敏明)

 

Q 蚊はどのくらいの高さまで飛べるのでしょうか?蚊はあまり高い所まで飛べないと聞いたことがあるような気がします. 山にもいるとおもいますが、絶対的(海抜)な高さと、体力的に飛べる高さを教えて頂けたらと思います.

 

A 種類によっても違いますが、下水道などで発生するチカイエカの場合、通常、マンションの3階ぐらいまでが限界でしょう. 蚊は建物の壁面に沿って上がってきますが、上にいくにつれてだんだんと少なくなり、3階ぐらいまででほとんど見られなくなります. ただし、最近では屋上緑化などをして水周りがマンションの上にもあるケースも多く、この場合は下に降りてくることがあります. 現在、蚊は世界中でその分布を広げており、少しの水でも羽化できる蚊も多いため、海抜は2000メートル級でも確認できます. おそらくもっと高いところでも生きていけるでしょう.
(蚊の研究室:池庄司敏明)

 

Q 蚊やハエの飛行高度について少々お聞きしたいのですが. マンションやビルの窓に取り付ける網戸は地上高どのくらいまで必要なのでしょうか、いつも疑問に思っています. あるマンションでは5階以上ではほとんど蚊は現れませんでした. 但し、上昇気流などの影響とその階のバケツなどから発生したものは除くとしてが、前程としての質問です. ある、超高層マンションは網戸は付いていませんでした. また、ある、超高層マンションは全て階に付いていました. 設計される方々が本当に、虫の飛行高度を調べてそのように設計しているとは思えませんでした. 実際、超高層マンションでは網戸の落下対策の方が重要で、ひょっとしたら虫が家に入るより、網戸が落ちないように気を使っているようです. 住民として、どちらに気を使うか、網戸が下に落ちたら大変なことだし、虫が、うちに入ってくるのもいやだし. ・・・・・・・・私の経験から、蝶、トンボ、蝉、青マツムシなどはマンションの7階でも見かけました. ここいらへンの経済性、快適性分岐点は大体どのくらいの地上高なのでしょうか

 

A 種類によっても違いますが、下水道などで発生するチカイエカの場合、通常、マンションの3階ぐらいまでが限界でしょう. 蚊は建物の壁面に沿って上がってきますが、上にいくにつれてだんだんと少なくなり、3階ぐらいまででほとんど見られなくなります. ただし、最近では屋上緑化などをして水周りがマンションの上にもあるケースも多く、この場合は下に降りてくることがあります

 

Q 蚊は羽根が二枚しかないから、飛翔能力がそれほど高くはないと聞きました. でも、雨の日でも屋外では蚊に刺されます. 蚊は雨の中でどうやって飛んでいるのでしょうか

 

A 蚊の後ろ翅は退化してはいますが、平均こんというジャイロの機能をもっており、この動きが飛行中のバランスを保つのに役立っていて、急旋回や後ろ飛びなど複雑な飛行を可能にしています. 実はハエや蚊は飛ぶための翅は2枚ですが、最も高度な飛行技術をもっているのです. 雨の日に好んで飛ぶことはあまりありませんが、茂みや木の葉の裏に潜んで、人が近寄ってきたのを察知して刺すことはよくあります.
(コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

蚊はなぜくるくる小さい円を描きながらとぶの?

Q 蚊(だけに限らず飛ぶ虫にみられる)が、くるくると小さい円を描いて空中で回るのは、どういう原因からなんでしょうか?絶命直前とも言い切れないようにみられます. 教えてください.

 

A 昆虫の飛行には様々な理由があります. 餌をつかまえるため、外敵から逃げるため、あるいは異性を引き寄せ求愛をするため、など. 昆虫は翅のつくりによって、ハエや蚊などのように複雑な飛行ができるもの、チョウのようにゆっくりと飛ぶもの、トンボのように真っ直ぐ速く飛べるものなど、その飛行にも特徴があります. 昆虫は触角やあごひげなどに優れたセンサーをもっているものも多く、餌のありかや仲間の信号などを察知して、こうした飛び方をしている場合もあります. (コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

ボウフラについて

Q ボウフラは何を食べているのですか.

 

A ボウフラは水たまりや池などにすんでいます. ボウフラは、水たまりにすんでいるちいさな虫たちや「バクテリア」という、とてもちいさな生き物を食べてそだちます. ボウフラは、大きくなると、「蚊」になります.
(コンテンツプロデューサー:赤池学 ユニバーサルデザイン総合研究所: 高橋義則)

 

Q 高校2年生です. 実はこの度、生物の宿題でボウフラの観察日記をつける事になりました. ニホンアカイエカまたはハマダラカの幼虫の観察です. 先生が「事前に昆虫の呼吸器官を含めて、陸上生活をする昆虫が、幼虫・蛹期にどのように呼吸を行っているかしらべろ」とおっしゃるのです. 本を調べても載っていなかったので先生にお聞きします.

 

A 蚊は夏の気温なら卵でいる期間は2日間ほどです. イエカやヤブカのボウフラは水面にあがってきて腹端の呼吸管から空気を取り入れて呼吸します. ボウフラは腐植質や微生物などを食べて育ちます. 幼虫は約1週間で4齢を経過してサナギになり、2日後に成虫として羽化します. サナギの呼吸管は胸背部に1対あり、これが鬼の角に似ていることからオニボウフラと呼ばれます.
(蚊の研究室:池庄司敏明 コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

ボウフラが成長する際に必要な水の量は?

Q 蚊の幼虫のボウフラは、水中で成長しますが、そのときの水の量はどれくらい必要なのでしょうか.

 

A ヤブカの幼虫は少し湿っているだけでも生きていられるので、家の周りをきれいにしておくことが大切です. わずか1ccの水でも数匹が羽化できます. 竹やぶや木の切り株の水でも十分です. これに対し、イエカはあるい程度の量の水溜まりがないとボウフラが生きていけません. ヤブカの幼虫はよく台所の排水口の部分でも羽化しますので、ここに殺虫剤をまくと有効です. また、庭木がある場合は下草をよく刈って水溜まりをなくしておくことや、古い池などには魚を飼ってボウフラを食べさせるなどの工夫も必要です.
(蚊の研究室:池庄司敏明)

 

 

ボウフラと蚊を防ぐには?

Q 現在、マンションの2階に暮らしていますが、蚊が年中1日に4,50匹毎晩30分から1時間かけて殺すのが日課となっています. マンションの1階部分は駐車場になっており、私のバルコニーの真下に60cm四方の排水口が3つありますが、ここにボウフラがわいているのをみたことがあります. 不動産屋さんにいいましたが、薬の散布は夏前でないと効かないといわれましたが、どうなのでしょうか. また、トイレやお風呂場に換気口があり、ここからたくさん入ってくるので、繊維性のフィルターをつけていますが、やはり、完全に塞ぎ切れていないので隙間から通り抜けてきているとおもいます. 自分で金属のメッシュフィルターをつけようとおもっていますが、どのくらいの穴の大きさまで蚊は通り抜けることができるのでしょうか.

 

A かつて日本の家屋でよく使われた蚊帳(かや)があります. この蚊帳のようなかなり細かいメッシュでないと、蚊の侵入は防ぎきれないでしょう. 排水溝やキッチンの水周り、風呂場などから発生している可能性があります. ヤブカの幼虫は少し湿っているだけでも生きていられるので、まず家の周りをきれいにしておくことが大切です. わずか1ccの水でも数匹が羽化できます. 竹やぶや木の切り株の水でも十分です. ヤブカの幼虫はよく台所の排水口の部分でも羽化します. こうした所を再点検してみましょう. チカイエカなどは1年中発生しますので、薬剤によるボウフラ対策は夏前でないと効果がないということはないと思いますが、散布に関しては専門の業者とよくご相談された方がよいと思います.
(蚊の研究室:池庄司敏明
コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

蚊の捕獲方法

Q 1~5メートル以内の蚊を、どんどん呼びよせて捕獲できるような何かよい方法かまたは道具はありますか?

 

A 蚊は通常、人の息に含まれる二酸化炭素を察知して人に近づいてきます. ドライアイスなどを放置しておくとその周りに集まってくる経験をされた方もいらっしゃるかもしれません. また人の体温も検知することができます. これらを発信できれば、蚊はおびき寄せられることになります. 今のところ蚊を集めるための特殊な道具は大学の研究室などでつくられる特殊なものを除いてはないようです. 有効な手段は二酸化炭素を大量に発生させることだと思います.
(蚊の研究室:池庄司敏明
コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

蚊でウィルスは感染するの?

Q 蚊が人を刺します. その人が例えば、肝炎ウイルスなどに感染していた場合、次の人を刺したら、その人には、ウイルスが感染してしまいますか?

 

A たとえばデング熱という病気は、ネッタイシマカという蚊がウイルスを媒介して感染します. あるいは、ハマダラカという蚊がマラリア原虫を媒介してマラリアが感染します. かつては日本には日本脳炎という病気があり、これも蚊が媒介するものでした. このように、現在でも一部の熱帯地域においては蚊が感染の原因となっている病気があり、その予防や対策が重要になっています. 肝炎は主に患者の血液を直接体内にとりこんだりした場合にかかるので、蚊が原因になることはありません. 蚊は人を刺す時に、血液が固まるのを防ぐために血が固まらないための唾液を人の体内に注入します. しかし、蚊は一度吸った人の血液を栄養として消化し、吸収してしまうので、次に刺された人に、前に吸った人の血液を注入するようなことはしません. 蚊を介して病気が感染するのは、人の血液と共に蚊の消化管の中に入った病原体(ウイルス、細菌、原虫など)が蚊の体内で増殖し、唾液腺に移動して蚊の唾液の中に含まれている場合に限られます.
(蚊の研究室:池庄司敏明 コンテンツプロデューサー:赤池学)

 

 

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