自由研究作品の進め方、まとめ方
自由研究には、進め方やまとめ方にいろいろなポイントがあります.ここでは、どのようなことが大切かを紹介します。
- 自分にあったテーマを見つけよう!

自分にあった
テーマをきめよう!
たくさんの研究テーマから一つを選び出すのはなかなか難しいことです.大切なことは、「こうなっているのはなぜだろう」と興味や疑問をもった事柄から選び出すこと。観察や採集などはできるだけ身近な場所で手に入りやすいもので、できることがよいでしょう.たとえ途中で失敗してもそれ自身が、研究です.どうして失敗したのかを考えてみることもまた大切なことです。
- 観察のポイントをしぼろう!

条件をしぼろう!
ある昆虫を観察して比較する時に変える条件は一つだけにしましょう.同じ種類で時間を同じにして場所を変えて観察するか、同じ場所で時間を変えて観察します。回数を重ねて観察するにはルールを決めて行なうことが大切ですが、セミなら初めてその鳴き声を聞いた日、チョウやトンボなどは初めて見た日を記録しておくと、来年、再来年の観察記録と比較ができ、将来も続けて研究ができることになります。
- 観察記録の取り方
記録の方法に決まりはありません.自分に合ったやり方で記録を残しましょう。観察ノートにはまず「日時、場所、天気と気温」は必ず残しましょう.文章と絵を別々のページにまとめておくと後で整理しやすくなります.自分なりの書き方を決めたら、コピーを何枚かとっておくと便利です。(あとでそのコピーに自分の記録を書きます。)
写真も撮っておくとよりわかりやすい自由研究になります.最近ではデジタルカメラなども普及しているので、お父さんにお願いしてパソコンからプリントしてもらってもよいでしょう。

例1) ○○チョウの初見日調査
初めて見た日:○年 ○月 ○日 ○時頃 天気○○ 気温○度
見た場所:○○
場所の特徴,環境(あてはまるものに○をつける):市街地、田畑、草原、丘陵、 山地、水辺、その他( )
例2) セミの初鳴き日
セミの種類(あてはまるものに○をつける):ニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ、クマゼミ
初めて声を聞いた日:○年○月○日○時頃 天気○○ 気温○度
聞いた場所:○○
場所の特徴,環境(あてはまるものに○をつける):市街地、田園、平地林、山地 林(標高○○メートル)、その他( ) |
 |
- 楽しい自由研究作品にするために
(A)何を書くか
自由研究をまとめる時に大切なことは、「なぜこのテーマを選んだのか」「どうやって研究を進めたか」「どんなデータ、情報がとれたか」「そこから何がわかったか、あるいはわからなかったことは何か」をしっかりと書くことです。
(B)どんな形にまとめるか
まとめる方法は大きな模造紙1枚で表現する方法や、観察日記のようにノートにま とめる方法、あるいは標本を中心にまとめる方法などさまざまにあります.テーマごとに
どのようなまとめ方がよいか、考えてみましょう。
(C)読みやすくわかりやすい工夫を
伝えたいことを確実に読み手に伝えるために、まとめ方に工夫をこらすことも大切です。
たとえば・・・
「7月29日、近くの公園の森の中を観察して、アブラゼミの抜け殻を15個、ミンミンゼミの抜け殻を8個、ニイニイゼミの抜け殻を12個みつけました.ニイニイゼミ
の抜け殻には白っぽい土がこびりついていました.そのほかの抜け殻には土は全然ついて
いませんでした.ニイニイゼミは全体的にまるっこくて、ほかのセミよりも小さかったです.ミンミンゼミの抜け殻は色がアブラゼミよりも薄くて大きさは同じぐらいでした・・・」
と記録したメモでも、わかりやすくまとめるとぐっと読みやすくなります。またほかにも次のような記録方法もおすすめです。
セミの抜け殻採集記録
日時/7月29日
場所/○○公園の中の森
みつけた種類と数/アブラゼミ15個、ニイニイゼミ12個、ミンミンゼミ8個
それぞれの特徴/
アブラゼミ・・・殻の色は濃い茶色.触角に毛がたくさん生えている。ミンミンゼミ・・・殻の色は薄い茶色.触角には毛が少ない。ニイニイゼミ・・・殻に土がついている.大きさはほかの種類よりも小さく丸っこい。
(D)わかりやすくしよう
写真や絵、表、グラフをたくさん使う同じ観察記録でも、目で見てすぐわかるものは文章で長く書くより、写真や絵を貼り付けてみましょう。また時間や場所によっての違いを表現するにはグラフや表で一覧にするのもよい方法です。棒グラフや円グラフには色分けをしておくと見やすくなります。写真や絵には自分が発見したこと、気づいたことなどを手書きで書き添えるとより具体的
でわかりやすくなります。

|